積水ホームテクノ株式会社【採用サイト】

Work Story 01 - 開発

新商品開発。社内外のプロたちとタッグを組める面白さ。

開発部 技術開発部 構造・施工技術グループ

2015年入社

西尾 信洋NOBUHIRO NISHIO

開発

「こんなものがあったらいいな」を形にしていく仕事です。
ユニットバスや介護機器の仕様設計に始まり、試作品の評価、金型設計、量産まで、開発のいろいろな局面に携われる幅の広さが魅力です。

01

ミッションは
「あたたかい浴室床を作る」。

室内とバスルームの温度差によって起こるヒートショック。これを防ぎたいとの思いからチャレンジしたのが、「あたたかい浴室床」の開発でした。私たちが着目したのは、断熱性の高い発泡スチロール系の素材。しかし、割れやすいという特徴があったため、人の重みに耐えうる強度をどう持たせるかが課題となりました。
そこで、企画段階から素材メーカーや生産部門と連携。素材を貼り合わせる接着剤の量を変えたり、ビスを打ち込むための細かい部品を設計したり。開発以外のエキスパートたちともやりとりし、知識や視野を広げることで解決策を見つけだすのは、何ともいえない楽しさがあります。

02

プロトタイプは4段階。多方面と知識を共有。

新商品は、4段階のプロトタイプ(試作)を経て商品へと仕上がっていきます。1段階目、2段階目は企画や設計ベースのプロトタイプ。
本当に商品化できるか、お客様に使っていただける品質に仕上げられるのかを検討します。3段階目、4段階目は量産ベースのプロトタイプ。大量生産が始まったとき、各工程で問題が起きないかを点検します。こうした段階を乗り越え、商品が世に出ていきます。すべての段階で大切にしているのは、「開発だけでものづくりをしているのではない」という姿勢。生産してくれる人、商品を売ってくれる人、施工してくれる人がいるから、開発したものが最良の状態でお客様のもとに届けられます。ときには施工現場に出向いて工事店の方に直接意見を聞くことも。施工しやすいものに改良するヒントをいただくこともあります。

03

最後は自分の体で
感じてみる。

4段階目のプロトタイプ(試作)のとき、商品の使い心地を確かめるため、入浴試験を行います。外気温がものすごく低い時にどのくらいあたたかさを実感できるかなどを、実際にお風呂に入って試してみます。測定データではある程度の温度が確保されていても、実際に手足で触ってみると、体感温度がまったく違うことがあります。それを私たち開発の人間が身をもって知ることで、ものづくりに的確に反映できます。商品に関わった方々に「いいものができたね」と言われる瞬間が、私にとって最大の喜びです。

学生へのメッセージ

学生へのメッセージ

大学時代に研究していたのは木材だったので、いまの仕事とは畑違い。でも、面接時はそれを気にせず、「自分が何をやってきたか」をアピールしました。例えば、学生生活や趣味、部活のことなど。開発の仕事はたくさんの人との協力が不可欠なので、結局、人とどう接してきたかが問われます。

私のマストアイテム

防水デジカメ

入浴試験のとき、記録用に写真を撮影します。お湯を流したりシャワーを使ったりするので、試験をするこちらはびしょびしょ。だからデジカメも防水仕様になっている必要があります。ちなみに腕時計も防水仕様。出社してから通常の腕時計と付け替えています。