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Work Story 03 - 開発

新商品開発。社内外のプロたちとタッグを組める面白さ。

開発部 技術開発部 材料・生産技術グループ

2016年入社

松井 直樹NAOKI MATSUI

開発

「こんなものがあったらいいな」を形にしていく仕事です。
ユニットバスや介護機器の仕様設計に始まり、試作品の評価、金型設計、量産まで、開発のいろいろな局面に携われる幅の広さが魅力です。

01

まずは「最適」を
決めるところから。

浴室用マクラの開発に取り組みました。開発のスタートは、テーマに沿ったマクラを作るために「どんな要素が必要か」を考えるところから。今回は「高級感」がテーマなので、やわらかさ、厚み、手ざわりはどうかなどを検討し、大量の素材の中から「これが最適」と思えるものを選定しました。お風呂とは全く違うものに使われている素材にまで範囲を広げて探したことも。思いも寄らない分野に「いいもの」が見つかることがあります。素材が見つかったら、形状やデザインの設計へ。フィット感はもちろん、浴室全体のデザインになじむか、浴槽にぴったり沿うかなどを画面上で確かめながら設計します。

02

さあ試作。品質はもちろん
生産性まで考える。

いくら綿密に設計しても、実際にカタチにしてみなければ分からないことがたくさんあります。だからこそ試作品づくりが重要なのですが、そんなときに役立つのが3Dプリンタ。小さな部品や、マクラを取り付ける浴槽の一部を作ることもあります。マクラの試作品が完成したら、工場内にある評価棟で品質評価を行います。湿気や高温に耐えうるか、洗剤を使っても変色しないかなど、いくつもの項目にわたって品質を確かめます。でも、評価はそこで終わりではありません。品質保証や生産部門まで集まるデザインレビュー会議で、「本当に量産できるのか」「同じ寸法を維持できるのか」など、たくさんの質問を投げかけられます。それにどう答え、解決策を考え出せるかも、開発の腕の見せどころです。

03

いよいよ量産。改善を繰り返して商品化へ。

何度か試作を繰り返し、デザインレビュー会議を通過したら、いよいよ量産が始まり、商品が流通していきます。ここで開発の仕事はようやく終了、と思いきや、実は最後の試練が待っています。というのも、実際に量産してみると、想定外の不具合が起こったり、新たな課題が見えてくることがあるからです。例えば、寸法のぶれ。季節による温度変化の影響で、量産時に品質が安定しないこともあります。それらに向き合い、改善や作り直しを行ってより良い商品に仕上げたときが、私たちのゴール。出来上がった商品が倉庫に積み上がり、お客様のもとに届けられるのを待っている姿を見ると、本当に感無量です。

学生へのメッセージ

学生へのメッセージ

材料力学やスポーツ力学で勉強したことが今も役に立っているので、学生のうちにしっかり学んでおくといいと思います。それと、エクセルのスキルを高めておくと有利。数字やグラフを使って他部門に説明することが多いので、いまのうちに習得しておくといいですよ。

私のマストアイテム

同僚とのプライベート

休日には、先輩や同僚といっしょに釣りに出かけています。趣味が同じだとコミュニケーションが深まり、職場でも仕事がスムーズにいきます。釣りは私にとって「人間関係の潤滑油」ですね。